下前腸骨棘剥離骨折
特徴短距離走に多く、逆に長距離走になると頻度は少なくなる。
サッカーなどボールを蹴る動作にも多く発生する。
好発年齢は思春期(成長期)に多い。
骨も成長途中であり脆弱な部分で有るためこの部位で剥離骨折が起こる。
一般的なマラソンランナーではごくまれで、ラストスパート時などダッシュをした際に起こる事がある。
<原因> 赤丸の中のピンク色の部分に大腿部からの強靱な筋(大腿直筋)が付着する。 これにより筋収縮時に骨に強い牽引力がかかり、剥離骨折を起こす。 サッカーのキックやジャンプ動作、走行時に太腿を後方から前方に振り上げる動作時に起こる事が多い。 |
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<治療法>
保存療法にて骨癒合する場合がほとんど。
骨片の転位が大きい場合は手術の適用になることもある。
基本的に患部の安静固定となります。
初期の場合は松葉杖で免荷も必要
※ 上記のことはあくまで参考程度としてお考え下さい。
症状、程度、生活環境、身体的特徴などいろいろな要素を加味し治療に当たるべきと考えております。
なので上記の内容はかなり要約しております。
大切なのは適切な判断の上での治療です。